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〜 <文明>の新しいかたちを求めて 〜 ( 佐々木寛のブログ )

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文明 タイプ0
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    本当に久しぶりの投稿です。市民エネルギープロジェクトで多忙を極めていました。

    このプロジェクトについての省察は、またおいおい投稿できればと思います。今回は、宇宙論からのお話し。

    たまたま宇宙理論の話をテレビを観ていたら、「並行宇宙」や「暗黒物質」、「超弦理論」などの最先端の話に加え、コントロールできるエネルギーの種類と規模で「文明」を分類できるという興味深い話もでてきました。それによると、「文明」は、タイプ機兵分の惑星のエネルギーを気象等も含めすべてコントロール)、タイプ供兵分の惑星と恒星のエネルギーをコントロール+自分以外の惑星に一部植民地も建設)、タイプ掘兵分が所属する銀河系のエネルギーすべてをコントロール)があるということになるそうです。もちろん、私たちの「文明」はタイプ気砲眛呂ず、「タイプ0」にとどまっています。私たちの「文明」がタイプ兇筬靴砲覆襪砲蓮⊃兆年かかるかもしれません。とにかく話のスケールが巨大で、その点さすが宇宙理論です。

    けれども、良く考えると、こういった「文明」観自体が古いパラダイムに依拠しているのではないか、とも思います。そもそも「自分の惑星のエネルギーをすべてコントロールする」「植民地をつくる」という発想自体が、モダニズムの範疇を出ない気がします。タイプ兇播仂譴垢襦崑斥曄廚...エネルギーを拝借しつつ、タイプ気良饌罎任△誅農韻亮然環境の中で、そのエネルギーもむしろ「受け身で」活用していくというパッシブな「文明」は、「文明」のタイプとしては進歩ではなく退化に当たるのでしょうか。

    もし宇宙のどこかにきわめて長く持続し、高度に発達した「文明」があるとすれば、それはどんな「文明」でしょうか。自然科学者から見ると、それは宇宙のきわめて広範なエネルギーを支配する巨大文明ということになるのかもしれません。確かに、宇宙人が地球人の「文明」を見た時に、「まるでアリがアリ塚をつくっているように見える」、「アリに原子力をあげるから、女王アリに会わせてほしいと言わないように、宇宙人も私たちに無関心である」のかもしれません。けれども、違う考え方も可能です。何千万年、何兆年も続く「文明」がもし存在するとすれば、それは自己の限界を十分に理解し、宇宙と調和しながら生き続けることを選択した「文明」なのかもしれません。そう考えれば、スターウォーズのようなイケイケの「文明」像ではなく、逆に思いのほか地味な「文明」像が浮かび上がってくるかもしれません。つまり、「アリ塚をバカにするな」、ということです。


    それにしても、50億年経てば、太陽も寿命がきて、地球も太陽に飲み込まれるかもしれません。太陽は超巨大な核廃棄物の塊となるのです。私たちは星屑から生まれて星屑に還る…。すべてには終わりがあるのだということです。
    | 佐々木寛 | - | 10:59 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    ごぶさたしてます
    横井@シンガポールです

    このブログを早朝にたまたま読みました
    ちょっとなんか感動しました

    宇宙論は最近、ローレンス クラウスの本を読みましたが、
    学校で習った頃とは全くの別世界ですね
    科学者の発想力と着眼力は新鮮で興奮します
    | Yokoi | 2015/04/12 10:21 AM |
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