鉢呂大臣が不適切発言で引責辞任のニュース…。
彼は、被災地を見て、「死の街」と発言したことで、責任を問われたそうです。
ここで、私たちの国を外から眺めてみましょう。
依然として放置された被災地域の廃墟群。
未だ、放射能を出し続ける壊れた原発。
放射能が蓄積してゆく無数の子どもたち。
そんな折、何とか与党の大臣を引きずりおろそうとするだけの野党。
依然として些末な事を「ニュース」にして儲けようとするだけのマスコミ。
誰がいくら賠償をするのが「正義」なのか、議論し続けるだけの講壇政治学者。
財政は火の車。犠牲になるのは、いつものように貧乏人と子どもたち。
自殺者は依然として年間3万人以上。
そして何より、「希望」がない…。「希望」がないので、国民はみんな少なくとも自分「だけ」は安全でいたいと焦り、他人を押しのけ、告発し、批判することに血道を上げる。
この国を外から見てみましょう。
大臣がそんなことで辞める辞めないということが記事になる国。こんな時に。
それは、もう「死の街」というより、「死の国」。目も当てられません。
自分の国を外から見てみましょう。
その醜く、愚かな姿を直視することからしか、新たなスタートはないと思います。
死の国
2011年9月11日