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オキナワ・ビケス・クワジャリン・ビキニ・エニブル・エベイス・ボーケン…

 昨年亡くなったチャルマーズ・ジョンソンを読み直しています。
晩年、彼は特にアメリカの軍事ケインズ主義が、アメリカと世界を誤った方向に導いていることを厳しく指摘していました。
そして、今の世界的な経済混乱も予見していたようです。
日本は今、TPPの議論で沸騰していますが、アジア太平洋にアメリカがこれまでどのようにかかわってきたのか、またそれはどういう思想や戦略にもとづいてきたのか、彼の筆致は容赦がありません。
その視点から考えると、オキナワは、ビケス、クワジャリン、ビキニ、エニブル、エベイス、ボーケン…という地名といっしょに考えなければならないことがわかります。
<帝国>は、常に世界を俯瞰します。<帝国>の眼差しからすれば、上記の地名はすべてつながっています。けれども、<帝国>に支配される方は常に分断されているので、お互いのことをよく知りません。
プエルトリコやマーシャル諸島とオキナワは一直線上にある。
チャルマーズ・ジョンソンの著作は、改めてそのことに気づかせてくれます。

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