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新しい平和の創り方――非暴力トレーニング

昨日まで、クロアチアからエミナ・ブジンキッチさんをお招きして、「非暴力トレーニング」を行い、またこのテーマに関する講演会を開催したりしていました。下の写真に写っているのはエミナさんです。
クロアチアは旧ユーゴスラヴィア紛争の経験から、日常からの平和構築を目指す「非暴力トレーニング」が発達しています。クロアチア国内では決してメジャーではありませんが、豊かな方法論や経験が蓄積されています。そこから多くを学ぼうということで、ゆっくり時間をとってワークショップを行いました。


「非暴力トレーニング」は3日間にわたる長丁場でしたが、終わってみればそれでも足りないと思うほどでした。また、時間をかけないと生まれないものもあることを学びました。「スローライフ」や「スローフード」と同様、「スローラーニング」という言葉が思い浮かびました。
私が学んだ範囲で言えば、「非暴力トレーニング」は他の種類のワークショップと比べて特徴的なことが3つあります。
まず、自分自身の内側を見つめることに重点があります。心理学的なアプローチが特徴的で、自らを暴力の「主体」として位置づける作業が中心になります。「主体」というのは、暴力を生み出す主体であるということと同時に、暴力を克服する主体でもあるということです。
次に、これに関連しますが、暴力についてのかなり理論的な学習も行います。身近な暴力が社会の大きな暴力と理論的にどのようにつながっているのかを学習します。この<知>の力(構造的把握力)によって、現実生活の暴力を真剣に乗り越えようとするのが特徴です。
そして最後ですが、この意味で、いわゆるファシリテーターは、通常の産婆術としての「ファシリテーション」をすると同時に、進行と内容に関して明確な方向性をもっています。もちろん、ワークショップですから、けっして何らかの結論を押し付けることはありませんが、あくまで「トレーニング」なので、ある明確な達成目標があるという気がしました。
そして結論です。
「非暴力トレーニング」は、本気で社会(世界)を変えようとしているし、それは可能だということです。
そして、<新しい「文明」を創り出す活動は、日常に発する。>
トレーニングを通じて、改めてそう確信しました。
この間で得た多くの経験をもとに、新潟でも「非暴力トレーニング」を広めていきたいと思っています。

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