2012年1月– date –
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1954年――「被ばく社会」の未来
今日は、民放テレビのドキュメンタリー番組で衝撃的な事実を知りました。 またもや、こんな大切な事を知らなかった自分を恥ずかしく思います。 1954年、アメリカ核実験の際、第五福竜丸以外にも、実は多くの漁船や貨物船が被ばくしていたという事実、そし... -
人間と世界をつくりなおすために ――ソルムンデハルマンの神話――
今日、面白い会合に参加し、そこで久しぶりに姜信子さんとお会いすることができました。 そのユニークな会合は、新潟大学人文学部の企画で、姜さんの語りと、浪曲師、玉川奈々福さんの浪曲を聴くというものでしたが、語る―聴くということに潜む根源... -
イヴァン・イリッチ再読
「3・11」の文脈で読み直すべき本はたくさんありますが、今日は、イヴァン・イリッチの『エネルギーと公正』(1974年)を再読しました。 冒頭には以下の文章があります。 エネルギー危機 エネルギー危機の切迫を強調することが最近の風潮である。この... -
過ちは繰返しませぬから
今日のニュースで、広島の原爆慰霊碑の碑文にまたもや赤い塗料がかけられていたということを知りました。これまで何度も何度も同じことがありました。 最近の石原慎太郎の『新・堕落論』にも、この碑文が「自虐的」で、日本が自前の核をもつための障... -
当たり前の小さなしあわせについて
昨年大晦日のNHK紅白歌合戦は、最高視聴率を記録したようです。 毎年変わることのない、当たり前の番組を、多くの日本人が家でみていたということでしょう。 震災があって、このいわば「当たり前の小さな幸せ」が、多くの日本人にとってずいぶん貴重...
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