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オルタナティブな自分たちの居場所づくり

昨日は、松本哉(まつもとはじめ)さんをお招きして、トークセッションを行いました。
閉塞する時代の中で、どうやって生きるか。
反省したフリだけをしてどんどんと無かったことにしてしまう、日本の根深く、また一番気持ちの悪い部分をどうやって克服するか。
結論は、オルタナティブな自分たちの居場所づくり、そしてそれによる本当の自立と自治(デモクラシー)の回復です。言い換えれば、一番の戦場はもはや日常生活や地域社会にあるということ。まさに「ライフ・ポリティクス」の始まりです。
加えて、その新しい共生空間は、「グローバル」(コスモポリタン)でなければならない。
彼が「作戦」と称して実践する、「万国共通パスポート」や「自分たちの世界地図」などは、こちらの側に「新しいグローバルスタンダード」をつくるという試みです。
松本さんの話をきいていると、子どもの頃、仲のいい友達と団地の片隅で「世界制覇」を夢見ていた時のような幸福感に包まれます。
遊びをせむとや生まれけむ…。
参加したゼミの学生たちは、「松本さんは本当に先生にそっくりだ!」と言っていました。
遊びをせむとや生まれけむ…。 楽しくなければ生きている意味がない…。
彼の話の背後には、まさにそういうメッセージがあふれていました。
そして、新潟の冷たく固まった雪も、それで少し溶けたような気がしました。

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