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中東訪問から考える ① ドバイ――「文明」の末路

多忙にまかせ、しばらくブログを書き込めませんでしたが、忙中閑あり。久しぶりに書き込むことにします。
今回、人生初めての中東地域への訪問で、ドバイ(ドバイ首長国(アラブ首長国連邦))とアルビル(イラク)を訪れました。いずれも「第一印象」という程度のレポートですが、「第一印象」だからこそ本質に近づけるということもあるかもしれません。
下の写真は、ドバイに着く直前の飛行機(エミレーツ航空)から下を映した映像です。

砂漠。どこまでも続く砂漠。
その中に忽然と摩天楼がそびえる街が出現します。

ドバイは、かつてバグダードをめざして建設されたそうですが、イラク戦争後、ボロボロになったバグダードとは対照的に、1970年代以降まさに「中世から近代への急変」と言われる経済成長を遂げ、中東一のメガロポリスになりました。

空港の時計もすべてロレックス。空港からもう成金感がプンプンでした。
下は、有名な世界最高層のビル、「ブルジュ・ハリーファ」。
何というか、So What ? という感じのべらぼうな高さ。
バベルの塔を想起するのは私だけでしょうか。

短時間しかいませんでしたが、中東のシンガポールと言う感じで、グローバル化世界を純粋培養したような均質な空間でした。目に見える働いている人々はほとんどが外国人。「ドバイ市民」は高層の高級マンションの奥にいて外には出てこないので、ふらっと訪れた旅人と会うことも無い。訪問者にとっては、お金をたくさん使って消費するという以外、何の楽しみも見いだせない所だというのが第一印象です。思わず口をついて出たのが、「文明の末路」…(ドバイの人、ごめんなさい)。
オイルマネーがいかんなく経済成長に寄与すれば、ドバイになる。オイルがあることで不幸になるとすれば、イラクになる。いずれも石油に依存した社会が世界の権力の都合次第でどう不幸になってしまうのか、今回の訪問ではそれを見た気がします。
 

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