2011年– date –
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若者たちの反乱
世界中の広場や路上で、若者たちが異議申し立てをしているというニュースが届きます。日本では(すくなくとも新潟では)、こういう動きはなぜかあまり見かけませんが、今の状況をみると、若者たちの怒りは当然である気がします。 以下は、『産経新聞... -
中国での列車事故を考える
「中国鉄道省が、北京―上海間の高速鉄道の試運転で車両の深刻な不具合を把握し、開業前の5月末に内部会議で報告していたことが分かった」――『朝日新聞』 2011年10月2日 先日(9月27日)上海地下鉄でも事故があったばかりですが、それ以前にもトラ... -
「文明」と自我の病
ガンジーのことばは、時々自分の存在の根源をゆさぶります。 「持ち物を捨てれば捨てるほど、あなたの魂の表面から所有欲という曇りが消え、その魂は真実の輝きを取り戻す。」 …そうです。確かに。 「持ち物」によって、自分はどんどん貧しくなって... -
「3・11」と「近代の超克」
「3・11」後の文脈で 竹内好「近代の超克」を再読。 戦争に加担したといわれる、京都学派やロマン主義者たちがなぜ結果的にそうなったのか、竹内はこの論文で、まさに火中の栗を拾うように、その内在的メカニズムを明らかにしようとしました。 結果的... -
デモから始まること (9・19集会によせて)
昨日、敬老の日に、「脱原発」を訴え約6万人が東京に集まりました。 けれども、ネットを見てみると、このニュースに対して反感をもつ人が少なからずいることに気がつきました。 若い人が多いようです。 たとえば、「脱原発」と言うだけなんて、無責... -
平和競争
映画『博士の異常な愛情』で、ソ連の大使がアメリカとの「peace race(平和競争)」に疲れたことを吐露する台詞がありましたが、その台詞をぼくはずっと忘れることができませんでした。 「平和競争」ってなんだろう…。 ちょうど米ソ冷戦が朝鮮戦争を... -
美浜原発を訪れる
先日、学生たちを連れて、美浜原発を訪れました。 百聞は一見に如かず。 考えてみれば、「美浜」とは、美しい浜という意味で、本当に息をのむようなコバルトブルーのきれいな入り江に、その原発はあったのでした。写真の上は、若狭湾と美浜原発。下... -
9.11とアメリカ
「同時多発テロ」から10年。 グラウンドゼロでは、記念式典が開かれ、分厚い防弾ガラスの奥にブッシュとオバマという二人のアメリカ(元)大統領が現れました。 透明に見えて、あらゆる防弾をはねつける強靭なガラスの向こうの2人の大統領。今のア... -
9/11のデモ
今日は日曜日。しかし、ちょっと特別の日曜日で、2001年9月11日の「同時多発テロ」からちょうど10年目の、また、フクシマ「3.11」からちょうど半年にあたる日となりました。そして、「3・11」から半年の今日、全国(世界)同時の反原発デモが企画さ... -
死の国
鉢呂大臣が不適切発言で引責辞任のニュース…。 彼は、被災地を見て、「死の街」と発言したことで、責任を問われたそうです。 ここで、私たちの国を外から眺めてみましょう。 依然として放置された被災地域の廃墟群。 未だ、放射能を出し続ける壊れた...