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6・11デモ
昨日は、「3・11」からちょうど3カ月ということで、全国同時開催の「反原発デモ」が新潟でも行われました。参加者は200人前後だったと思います。私も参加しました。即時、すべての原発を止めろ、と言ったり、原発や電力会社、政府を糾弾するのは... -
鎌田慧さん
昨日は、ルポライターの鎌田慧さんと時間を共にすることができました。はじめてお目にかかったにもかかわらず、どこか懐かしいというか、やさしくホッとする方でした。訥々とお話しになるのですが、その内容はどれも具体的かつ本質的で、短い会話の... -
グローバル・シティズンシップ
来るべき新しい<文明>にとって必要なことばのひとつに、「グローバル・シティズンシップ」があります。「非市民」の「市民」からの排除を極力なくして、地球大で市民の権利や義務を包括的に考えるためのことばです。国家の境界や既存の集団的枠組みを前... -
「安全」の民主化
「3・11」以後、はっきりしてきたのは、、自分の「安全」は自分で考え、守らなければならないという事実です。私たちは、「正しい」安全基準や、「正しい」情報がなければ安心して生活できませんが、実はそんなものはどこにもないんだと覚悟するべき... -
明日の神話
岡本太郎の「明日の神話」に、若いアーティスト集団が今回の「フクシマ」をモチーフにした絵を描き加えたというニュース。さっそくその絵をネットで確認すると…。予想に反して、悪くない。太郎の絵とも調和しています。(http://hara19.jp/archives/... -
原発災害の「補償」?--不可逆性の思想
目下、深刻な原発災害によってもたらされた被害を「補償」するための話し合いが行われているようですが、そもそも、まずはその壊されたものが何であるのかをよく観察しなければなりません。すると、それが本当に「補償」などできるものであるのかどうかが... -
「日本の思想」としての原発事故
今日の夜のNHKニュースによれば、1号機の核燃料が実はほとんど全部溶けてしまっていて、それで原子炉の底に穴を開け、大量の水が漏れだしているということです。いわゆる「メルトダウン」…。しかもその外側の格納容器からも建屋などに大量の放射線... -
リスク社会
世界的な社会学者、U.ベックさんが1986年に「リスク社会」論を発表してから、ずっと注目してきました。 世界は、「産業社会」から「リスク社会」へと、その原理を変えつつある。目に見えないリスクを管理する専門家が大きな影響力(権力)をもつよう... -
博士の異常な愛情
スタンリー・キューブリックの映画に『博士の異常な愛情』というのがあります。核戦争をテーマにした傑作なので、ゼミナールや授業でこれまで何度も学生と一緒に観てきました。しかも毎回新しい発見があります。その中で、核戦争が始まってしまった... -
岩手県葛巻町etc.
「 エネルギー自給率180%」の岩手県葛巻(くずまき)町。原発廃止の決断をした米国カリフォルニアのサクラメント電力公社。地域分権型エネルギーの具体的な事例は、世界中にあふれています。その実践に基づく現場の英知を、まずはどんどんと集めてみ...