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9.11とアメリカ
「同時多発テロ」から10年。 グラウンドゼロでは、記念式典が開かれ、分厚い防弾ガラスの奥にブッシュとオバマという二人のアメリカ(元)大統領が現れました。透明に見えて、あらゆる防弾をはねつける強靭なガラスの向こうの2人の大統領。今のアメ... -
9/11のデモ
今日は日曜日。しかし、ちょっと特別の日曜日で、2001年9月11日の「同時多発テロ」からちょうど10年目の、また、フクシマ「3.11」からちょうど半年にあたる日となりました。そして、「3・11」から半年の今日、全国(世界)同時の反原発デモが企画さ... -
死の国
鉢呂大臣が不適切発言で引責辞任のニュース…。彼は、被災地を見て、「死の街」と発言したことで、責任を問われたそうです。ここで、私たちの国を外から眺めてみましょう。依然として放置された被災地域の廃墟群。未だ、放射能を出し続ける壊れた原発... -
「非知のパラドクス」
「…チェルノブイリ後の世界では、この社会が徹底的にカフカ的性格をもつことを学ぶことができる。…その結果、日常的に人々は、『非知のパラドクス』が自分を恐怖に陥れていることに気づく。すなわち危険が増すほどに非知も増し、それだけ決断は不可... -
科学者・技術者の役割
去る 9月4日・5日と、原発プラント技術者や、金属工学の専門家、地震学の研究者などと、現在の原子力発電の問題をテーマとした意見交換合宿(勉強会)を行いました。詳細は、事情があって公表できないのですが、いわゆるこういった一線の「理系」... -
柏崎刈羽原発に関する県の「技術委員会」
昨日開催された技術委員会(地震、地質・地盤に関する小委員会)を傍聴しての感想です。上の写真はその様子です(こちらに背を向けているのが東京電力の代表、向かいが3人の委員、左奥が委員長(司会))。1. 全国でも例を見ない、新潟の技術委員... -
スマート・シティ
今日のNKHスペシャル「新エネルギー覇権争奪戦――日本企業の闘い」を見て。津波でまっ平らになった東北の被災地は、今、次世代の新たな省エネ都市、「スマート・シティ」建設のためのビジネス戦争の舞台になっているといいます。日立やシャープなどの... -
<思想>としての原発事故
福島第一原発の深刻な事故は、日本の敗戦と同様、多くの教訓を残すことになりました。まず、重大な失敗や事故やは、科学技術や数学的な確率論(運)の問題なのではなく、すぐれてそれをもたらした人間の<思想>の問題であるということ。敗戦を導い... -
驕(おご)れるものも久しからず。
20世紀の覇者、アメリカも凋落ぶりを隠せないようです。厳正な市場は、たとえ優れた大統領をいただいているとしても、USAを、もはやかつて様に扱うことがなくなりました。そして「3・11」を経験した日本もまた、その根幹から滅びの予感を漂わせて... -
破壊の跡――宮城県東松島市野蒜地区
写真は、先週末訪れた、宮城県東松島市野蒜(のびる)地区です。震災から5か月近く経っているにもかかわらず、町はまるでどこか別の惑星の廃墟のように、静まり返っていました。一番下の写真は野蒜駅ですが、よく見ると、時計が2時48分で止まってい...