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2012年衆議院選挙を終えて
今年も、もう終わりを迎えます。 今年も政治の行き詰まりが目立った年でした。 その集大成が、先日の衆議院選挙です。 すでに地元新聞やテレビ、ラジオなどでコメントをしてきましたが、卒業生からブログにもしっかり書いた方が良いというアドバイスを受け... -
Chim↑Pom 展
先日、以前から注目していた若い芸術家集団、Chim↑Pom の渋谷パルコの展覧会に行ってきました。 真正面から、現代資本主義と消費社会に刃(やいば)をつきつける作品群。かっこいいです。 下の作品、「資本主義リアリズム絵画シリーズ――「クリーニング」」... -
日の丸を読み替える
柳宗悦の『手仕事の日本人』に、「我が国の日の丸の旗も、万物を照らして育てる太陽の大を讃える心の現れだと見てよいでありましょう。」という一節があって、ハッとしたことがあります。日の丸の赤色は、かねてよりなんとなく、先の戦争で血塗られた「赤... -
柳宗悦 『手仕事の日本人』 を読む
この前のブログ(「『文明』の再定義…)の内容に関連して、柳宗悦(やなぎむねよし)の古典、『手仕事の日本人』(岩波文庫)を手に取りました。 あっという間に夢中になり、最後まで読んでしまいました。 以前はこんなタイトルの本はあまり読みませんでし... -
「文明」の再定義について――現代の価値の源泉を考える(メモ)
気の遠くなるような長い時間をかけて、 世代をこえて無数の人たちが、 日々の静かな生活の中で、 自然や神と真摯に対話しながら、 できるかぎりの工夫と創意を凝らして、 少しずつ、営々と磨き上げてきた、 現在の<生>そのものにも痕跡を残す、スタイル... -
再び、南三陸にて。
昨日まで、学生たち9名といっしょに、再び南三陸を訪れました。 これから学生ボランティアを中心に、継続的に被災地に関わってゆける仕組みをつくろうと、学生諸君がプロジェクトを立ち上げたのですが、その第2弾です。 今回の作業は、海にもっと... -
原発と多元的民主主義――新潟県「技術委員会」の試みについて
昨日は、再び、「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」を傍聴してきました。 最近政府は、日本のエネルギー政策について、パブリックコメント、意見聴取会、討論型世論調査などを実施し、広く民意に問いかける試みをしていますが、これに対し... -
<政治>の失敗としてのナショナリズム
今年の「8・15」集会も無事終わりました。 今年は、<政治>をいかに市民の手に取り戻すかというテーマで、教育、地方政治、地域などの現場で先端的な活動を展開しているパネラーを呼んで議論しました。<政治>の無力に対して、新しい公共空間の創出で対... -
新しい平和の創り方――非暴力トレーニング
昨日まで、クロアチアからエミナ・ブジンキッチさんをお招きして、「非暴力トレーニング」を行い、またこのテーマに関する講演会を開催したりしていました。下の写真に写っているのはエミナさんです。 クロアチアは旧ユーゴスラヴィア紛争の経験から、日常... -
再び、宮城。
大学のゼミナール合宿を兼ねて、昨日まで宮城(南三陸)にボランティアに行ってきました。宿は気仙沼でとり、気仙沼の被害状況も見てきました。 南三陸では海岸の清掃がれき撤去作業。炎天下の中、学生諸君も本当によくがんばっていました。 上の写...